赤い鳥100年と童謡の時代
ブックハウスカフェで「赤い鳥100年と童謡の時代」
野上暁氏のトークイベントがありました。
大正7年7月に童話童謡雑誌『赤い鳥』が創刊されて今年で100年!
鈴木三重吉が子どもたちに芸術性豊かな良いものを与えたいという願いから
一流の小説家に賛同を得て誕生しました。
森鴎外、島崎藤村、小川未明、有島武郎など多くの名前が並んでいます。
創刊号には芥川龍之介のクモの糸、北原白秋のりすりすこりすが掲載され、
ここから後に童話作家や童謡詩人がたくさん生まれました。
三重吉は読者や子どもたちからも投稿を募り
詩は北原白秋が
童話は三重吉が選考し優れた作品は掲載され
新美南吉の「ごんぎつね」もここから誕生したのです。
童謡も創作童話も赤い鳥の造語だそうです。
長女すずの誕生がきっかけで創刊されたというすず伝説
三重吉と赤い鳥の秘められたエピソード
宝塚少女歌劇団に対抗し、東京に赤い鳥児童歌劇学校を作ろうとしていた
実業家としての三重吉の姿など語ってくださり
童謡詩の朗読もあって素敵なトークイベントでした。
| - | 2018.06.30 Saturday | comments(0) | - |